NMB48村瀬紗英が卒業「NMB48にいた輝きを忘れずに頑張りたい」

(初出:20/12/24)

NMB48の村瀬紗英が12月23日、大阪・なんばのNMB48劇場で卒業公演を行い、同期の2期生やZoomで参加したチームNのメンバーたちに見守られる中、新たなステージへと羽ばたいた。

『村瀬紗英卒業公演』は石田優美との「抱きしめられたら」から、大人びた雰囲気でスタート。鵜野みずき、東由樹も加わり、2期生初の劇場公演『PARTYが始まるよ』でパフォーマンスした「毒リンゴを食べさせて」「空のそばにいて」の2曲を歌唱した。

南羽諒とのコント『南ダンボール製作所』も展開。YNNで生配信されていた同番組を舞台で披露した。10月から体調不良で休養していた南は復帰したばかり。セリフがおぼつかず村瀬がリードする一幕もあり、客席から笑い声が響く。最後に南は卒業のプレゼントと段ボールで作ったネックレスを村瀬に贈った。コント終了後、「久しぶりだったので緊張しました」と南。作業着姿の村瀬もこれで見納めとなった。

再び、2期生で「ホワイトデーには…」「星空のミステイク」を歌唱。楽曲の最後には村瀬へのサプライズで「キュンです!」という2期生からのメッセージもあった。卒業セレモニーでは、チームNのメンバー10人もZoomで出演。ファンの皆さんからの贈り物やイラスト、メッセージが紹介され、川上が代表して卒業証明書を読み上げ、卒業の証として劇場ロビーに飾られる金のネームプレートも村瀬に贈られた。

そして村瀬は次のようにあいさつした。「最後にNMB48劇場で公演ができて本当にうれしいです。劇場公演がなかったら今の自分はなかったと思うし、私にとってはなくてはならない存在です。生のパフォーマンスはパワーをもらえるし、NMB48も劇場公演を通してずっと発信し続けてほしいと思います。私は今日で卒業するけど、落ち込んだときはNMB48にパワーをもらおうと思っています。9年半、つらかったことや悔しかったこともいっぱいあったけど、ファンの皆さんのおかげで乗り越えられたし、うれしいことも幸せも倍になりました。これからも進んでいく道も、ずっと花道だけ歩いていけるように、皆さんとずっと手をつないで、楽しいことを倍にしていきましょう」と笑顔を見せた。続けて「やり切ったと思えるまでNMB48にいれたことが本当にうれしいし、NMB48にいた輝きを忘れずに頑張っていくので、これからも見守ってくれたらうれしいです。これからもよろしくお願いします。今日はありがとうございました」と深々と一礼した。

卒業していく村瀬を前に川上は、目に涙をためて「紗英さんがいなくなって不安がないといえば嘘になりますが、これから紗英さんがNMB48やチームNを見たときに安心するよ、かっこいいよって言ってもらえるよう、紗英さんが残してくれたものを守りつつ、大きくしていきたいと思います。ありがとうございました」と伝える。そんな川上に「ちっひーは頼もしい。何も心配ないです」と村瀬、思いを受け止めつつ、NMB48を背負っていく後輩たちのそっと背中を押した。

村瀬が最後に選んだ楽曲は「初めての星」。前向きな歌詞のとおり、村瀬は明るく元気な声で、しっかりと前を向いて歌唱した。最後に「ここで終わるのが自分でも信じられないけど、NMB48の村瀬紗英になれてほんとうによかったです。1日1日、1分1秒がキラキラしていた9年半でした。嬉しいことも悔しいことも全部が思い出です。ここまで見守ってくれてありがとうございました。本当に幸せ者です。ありがとうございました!」と、晴れやかな笑顔を浮かべる村瀬。ステージから去り際に「絶対私のこと忘れんといてな!」とお茶目な一言を残して、NMB48としての活動に幕を下ろした。

*提供画像 (C)NMB48

<記事提供:ジェイタメ

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