日本のロック・フォークの原点、URCレコード50周年記念でトータル21タイトル発売!

(初出:20/01/30)

日本最初のインディーズ・レーベル「URCレコード」50周年記念プロジェクトとして、トータル21タイトルのリリースが決定した。

はっぴいえんど、フォーク・クルセダーズ、遠藤賢司、加川良、高田渡、なぎらけんいち、五つの赤い風船など時代を超えて輝く名盤と、金延幸子、休みの国など再評価が高い希少盤19枚のリイシューに加え、田家秀樹選曲による新たなベスト・アルバム、和久井光司選曲によるレア・シングル・コレクションが発売される。

[URC50周年記念プロジェクト特設サイト]
https://urc.ponycanyon.co.jp/

[リリース情報]
2月19日(水)発売

  1. URC 50th ベスト・青春の遺産 / V.A. (3枚組) 
    日本音楽界の生き字引、田家秀樹がURCの音源を3種類のコンセプトでCD3枚にコンパイルしたベストアルバム。レーベル誕生から50年を経た現在の目で捉えた歴史に残るトラックを51曲収録。
  2. はっぴいえんど / はっぴいえんど
    細野晴臣/大滝詠一/松本隆/鈴木茂による歴史的なバンドの第1作。欧米のロックに迫るサウンドに「日本語」を乗せた革命は、いまも色褪せない。1970年8月発表。
  3. ザ・フォーク・クルセダーズ / フォークル・フェアウエル・コンサート 
    1968年10月17日に大阪フェスティバルホールで開かれた解散コンサートのライヴ盤。解散後の加藤和彦、北山修、はしだのりひこを予感させる選曲に注目の一枚。
  4. 加川良/教訓 
    中津川フォークジャンボリーで唄った「教訓1」で一躍スターとなった加川良のファースト・アルバム。はっぴいえんどの演奏も聴きどころだ。1971年6月発表。
  5. 遠藤賢司 / 黎明期ライヴ! 1968-1971 
    生涯「純音楽家」であり続けたエンケンが、初期の貴重なライブ音源から自ら選曲した発掘編集盤。宇宙規模のアナーキーさに時代を超える真の人間性が見える。
  6. なぎらけんいち / 葛飾にバッタを見た 
    URCでの初アルバムはアメリカのカントリー・ミュージックと東京下町の風情を融合させた傑作。深夜放送からヒットした「悲惨な戦い」を収録。1973年8月発表。
  7. 高田渡・五つの赤い風船 / 高田渡・五つの赤い風船 
    URCが会員制だった時代の第一回配布アルバム。「自衛隊に入ろう」で脚光を浴びた高田渡と、関西を代表する五つの赤い風船をカップリング。1969年2月発表。

3月4日(水)発売

  1. URC RAREシングルズ / V.A. (2枚組)
    総合音楽家、和久井光司選曲によるレア・シングル・コレクション。アルバム未収録曲/未収録テイクからとくに貴重なナンバーを集めた画期的な編集の2枚組。
  2. はっぴいえんど / 風街ろまん
    1971年11月にリリースされたセカンド・アルバム。古き良き東京の原風景を架空の都市 “風街” として現出させ、「日本語ロックの金字塔」となった名盤中の名盤。
  3. 加川良 / 親愛なるQに捧ぐ
    「教訓1」でフォーク界のニューヒーローとなった加川良が1972年6月に発表した第2作。深夜放送で人気を集めた「下宿屋」や「こがらし・えれじぃ」を収録。
  4. 早川義夫 / かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう
    ジャックスを率いて日本のロックの嚆矢となった早川義夫がURCに残した唯一のソロ・アルバム。ピアノの弾き語りによる真摯な歌が胸に迫る。1969年11月発表。
  5. 金延幸子 / レア・トラックス~時にまかせて
    女性シンガー・ソングライターの草分け的存在である金延幸子の初期レア・トラック集。その後のパンクな方向性も見え隠れする貴重な音源に個性があふれている。
  6. ザ・ディランII / きのうの思い出に別れをつげるんだもの
    大阪の喫茶店から生まれたザ・ディランII(大塚まさじ、ながいよう、西岡恭蔵)の第1作は1972年2月発表。人気曲「プカプカ」「サーカスにはピエロが」を収録。
  7. 友部正人 / 大阪へやって来た
    フォーク界最高の詩人、友部正人が1972年1月に発表した鮮烈なデビュー作。トーキング・ブルース・スタイルの「大阪へやって来た」の衝撃はいまも色褪せない。

3月18日(水)発売

  1. はっぴいえんど/LIVE ON STAGE
    《全日本フォークジャンボリー》《ロックアウトロックコンサート》などURCが保管していたテープからのちに編まれたはっぴいえんど唯一の単独ライヴ・アルバム。
  2. 金延幸子/み空
    金延幸子が1972年9月に発表したURC時代唯一のソロ・アルバム。澄みきった歌声と清冽なアコースティック・サウンドは女性シンガー・ソングライターの鑑となった。
  3. 遠藤賢司/niyago
    “不滅の男 “ のデビュー・アルバム。激情と静謐の宇宙的落差がまさにエンケンだ。70年度ニューミュージック・マガジン誌日本のロック賞第2位に輝いた不滅の名盤。
  4. 三上寛/ひらく夢などあるじゃなし
    71年フォークジャンボリーの凄絶なステージで一躍注目を集めた三上寛のURCでの初アルバム。日本の情念をダダイズム的に爆破する芸風は唯一無二。1972年4月発表。
  5. 友部正人/にんじん
    1973年1月にリリースされたセカンド・アルバム。「一本道」「乾杯」「トーキング自動車レースブルース」などにあふれる闘争の季節終焉後の気分が共感を呼んだ。
  6. 五つの赤い風船/モニュメント (2枚組)
    解散前の1972年1月に発売されたベスト盤。『高田渡/五つの赤い風船』から『Flight』までの5作から代表曲を集め、彼らのポップな面にスポットをあてた好編集。
  7. 休みの国/FY FAN
    高橋照幸(vo/g)、谷野ひとし(b)、つのだひろ(ds)、木田高介(kbd etc)、松本正嗣(g)が在籍した伝説のバンド「休みの国」の真の姿を伝える貴重なアルバム。

<記事提供:ジェイタメ

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